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■■■   頭塔(ずとう) 2/3訪問 ■■■
Sun.
2007.02.11
ちょうど1年前、ふと思いついて訪ねた「頭塔(ずとう)」。
でも、そのときは管理人さんがお留守で、拝観できませんでした(涙)。
そして、ずーっと忘れていたのですが、先月「世界不思議発見」を久しぶりに見ていたら、「あ、頭塔やんか!!」。
ってなわけで思い出し、先日、節分の日の奈良散策で訪ねてみることにしました。
zuto-DSCF9299.jpg
↑これが、ウワサ?の階段ピラミッド。
仏舎利を保管する仏塔だったようです。
→ Open more〜
---------------

番組では、インドネシアのボロブドゥール遺跡の階段ピラミッドとの関係が取りざたされていましたが、その真偽は?!
ま、それはさておき、こちらの史跡は、住宅街のど真ん中にあります。
回りもそこまで民家の屋根が迫ってきている状態。
zuto-DSCF9302.jpg
↑発掘前は、こんな状態。
ただの、奈良にはよくある古墳の一種に見えますが、調査してみたら、ピラミッド型の仏塔だったんですねぇ〜。

zuto-DSCF9294.jpg
↑瓦屋根の下のくぼみには、すべて仏像が彫られていたようです。

zuto-DSCF9308.jpg
↑これなんか、すごくキレイに残っていますw

zuto-DSCF9306.jpg
↑それぞれに、みんな違って、精密なのもあればこんな素朴な感じのもあり・・・見てると楽しいです♪
合計22体の石仏が発見され、すべて重文指定されるとともに、復元によってもとあったと思われる場所へ納められています。

zuto-DSCF9291.jpg
↑2000年に整備復元が終了したということで、真新しい石碑が建っています。
柵も設けられているのですが、かなり近くで石仏を見ることが出来ますw

zuto-DSCF9290.jpg
↑入口は、こんな風になってて、神社の祠のようです。
向かいの表具屋さんに頼んで、南京錠をあけてもらって、中に入ります。
この日も、見学者は私1人で、ゆっくり拝見させていただきました。
ちょっとマニアックな奈良のスポット・・・ミステリーハンターになった気分で訪ねてみてはいかがですか?

◆国指定史跡 頭塔(ずとう)◆
奈良市高畑町921番地
0742-26-3171(現地管理人;仲村表具店)←事前に電話しておかれると無難です。
9:00〜17:00 ¥200
市内循環バス「破石町(わりいしちょう)」下車、西へ約3,4分。
※以前ご紹介した「あーとさろん宮崎」の並びにあります。
または、近鉄奈良駅から奈良町を経て、福智院〜春鹿酒造とたどってそのまま東へ歩くと自然に着きます。駅から徒歩約25分。

→ Close

テーマ:奈良ジャンル:地域情報
カテゴリー:観光

23 : 39 : 56 ▲ トラバ:0 コメント:13

■■■   とろとろプリン@天平庵 ■■■
Sun.
2007.02.11
今日は、買い物があってちょっと桜井方面へ・・・。
途中?、再び「旬果萬葉 天平庵」へ行って来ました。
喫茶は、後でご紹介するとして、今回のTOPは、お持ち帰りしたプリンです。
ten-DSCF9764.jpg
↑「天平の酪」と名づけられたプリン。
これが、「ら・くら」にまさるともおとらない、とろとろプリンでおいしい〜!!
上の生クリームの付近だけ食べるとミルクプリンのような感じで、ン?って思ったのですが、プリン部分と、下のカラメルも一緒にまぜていただくと、絶妙な感じ♪
→ Open more〜
---------------

次ぎは喫茶。
子どもたちは、前回もぐらどんが食べた葛湯。
ten-DSCF9763.jpg
↑これは、私が注文した「ずんだ白玉」
ずんだ豆のお汁粉といった感じで、白玉ももっちりしてておいしかった〜!!
そして、猫舌の私に嬉しいことに、これは冷たいのですw

ten-DSCF9761.jpg
↑もぐらどんはホットチョコレートと「おしゃれ」という名前のいちご大福。
単品の飲み物には、和スナックがつくようです。
味見したかったな〜笑。

◆旬果萬葉 天平庵◆
奈良県桜井市吉備576-1
0744-49-2525
9:00〜19:30 無休(元旦のみ定休)

→ Close

テーマ:おいしい店紹介ジャンル:グルメ
カテゴリー:グルメ

23 : 03 : 25 ▲ トラバ:0 コメント:3

■■■   ローマ世界の終焉〜ローマ人の物語15〜 ■■■
Sun.
2007.02.11


◎『ローマ世界の終焉』ローマ人の物語15
著者: 塩野七生
出版社: 新潮社
サイズ: 全集・双書 405ページ
発行: 2006年12月

年末に買ったのですが、ハードカバーで重いので、家でちびちび読んでたら、私にしてはかなりの時間かかりました・・・苦笑。
まあ、前巻も読み直したり色々してたのもネックだったかも?
とにかく、学生時代から読み続けてきた『ローマ人の物語』も全15巻、ここに完結です!
長かったような、短かったような、不思議な感覚。
とにかく、書ききってくださった著者の塩野七生さんに拍手!!
→ Open more〜
---------------

世界史の多くの教科書によれば、西暦476年に西ローマ帝国は滅亡、東ローマ帝国は1453年まで続いた後に滅亡したことになっている。
しかし、紀元前の昔から約1300年という長きに渡り続いてきた空前絶後の大帝国は、本当にそのような「瞬間」に滅びたのか?
著者は言う。
ローマ史では、帝国以前がもてはやされ、そのあとは『ローマ帝国衰亡史』になってしまう。
帝国が帝国として機能した時代が、ごっそり抜け落ちているのだ。
小説でも、研究書でも、帝国の半ばの年代のものが極端に少ないそうだ。
著者は、「フランス革命の影響か、近現代の歴史家も研究者も、共和制時代のローマが好きらしい」と記す。
では、後半の衰亡の研究が多いのはなぜか?
こちらは、ギボンの『ローマ帝国衰亡史』の影響だという。
また、政治史としては、共和制から帝政への以降は、不可解で時代の逆行とされ、帝政期に魅力を感じない研究者が多いのだとか・・・。
しかし、著者は、その共和制から帝政への移行はきわめて普通におこり、また衰亡があるなら興隆があったはずだという疑問から、この著作を書き始めたそうだ。
歴史家でも政治史研究家でもなかったが故の自由な発想と言えよう。
おかげで、私も、15年以上に渡って、一緒にこのローマ世界の興亡を楽しむことが出来た。

そして、やはりローマは興隆があり、安定期があり、そして徐々に衰退していったということだ。
別に蛮族オドアケルによって急に攻め立てられ、華々しく滅亡したわけではないのだ。
退位させられた最後の西ローマ皇帝は、その後も普通に天寿をまっとうしてる(驚)。
残る東ローマ帝国は、オスマン=トルコによるコンスタンティノープル陥落を持って滅亡年とされるが、これだって、いきなり襲われ、終焉を迎えたわけではない。
というか、西ローマ帝国滅亡後の、東ローマ帝国というのは、亡霊に等しいのでないかと思う。
首都のローマなしのローマ帝国・・・それは、もうローマ帝国ではなかったのだ。
東ローマ帝国は、蛮族へのクッションとして西ローマ帝国の存続を願ったが、自分かわいさで、西へ真剣に手を差し伸べることはなかった。
ところが、実際は、東西あってこそのローマ帝国だったのだ。
西が滅んでからの東も哀れなものだ。
蛮族ばかりに目をやっているうちに、イスラム勢力の拡大は進み、結局は滅亡へと進んでいくことになる。

前巻の感想でも書いたが、ローマはキリスト教を受け入れることによって、どんどんローマを失っていく。
この巻では、それがさらに進んで、ローマと蛮族というよりも、キリスト教徒の正統・異端の争いがそのまま戦争に繋がってきている。
ローマ司教は、ローマ法王と名をかえ、神と皇帝を利用して、その地位を確立していく。

そして、ふと思ったのが、「ローマ帝国衰亡史」というのは、言い換えれば「キリスト教(主にカトリック)興隆史」となるのではないか、ということだ!!
ローマ的なものを食い散らし、キリスト教が蔓延していく・・・。
それによって、ローマ帝国は滅び、その後もキリスト教は残っていくのだ。
ローマ共和制はさておき、ローマ帝国の衰亡が研究されるのは、その時代がキリスト教の発展の時期と重なるからではないか?と、私は邪推する次第である。

さらに、面白いのが、この「蛮族」移動によって、定住した「蛮族」の国家が、ほぼそのまま現在のヨーロッパの国家になっているというところだ。
ヨーロッパの基礎はローマが築き、それを蛮族が取り入れ(奪い取り)、その上にキリスト教が乗っかるという形で、現在まで続いているんだな〜と、妙にしみじみと思った。
ヨーロッパを語るのに、ローマを抜きにしては語れないのだ。
しかし、ローマの植民地的な地域が、蛮族によって独立国家へとなっていったのに対し、肝心のローマの中心部だったイタリアが、このあと都市国家へと移行していったことは、不思議な話だ。
何千年も自分たちを守ってくれた共和国、帝国の崩壊とともに、民衆が都市という小さな単位で自立していったということなのだろうか?
もしくは、ローマ教会の影響がありすぎて、それを含む国家として立つことが困難だったのだろうか?
このアタリも、また研究書を探してみたいな〜と思う。

最後に、ローマ帝国を通じて「大帝(マーニュス)」と呼ばれる皇帝が数人いる。
コンスタンティヌス1世、テオドシウス1世、そして、東ローマのユスティニアヌスの3人だ。
彼らのローマ帝国での事績はなんだ?
教科書からは、さっぱりわからない。
まあ、世界史をやった人なら、コンスタンティヌスは「ニケーア宗教会議」と三位一体説が頭に浮かぶだろう。
では、テオドシウスは?
彼は、キリスト教をローマの国教と認めた皇帝だ。
最後のユスティニアヌスは、個人的には、現在もイスタンブルに残る「アヤ・ソフィア」を建てさせた皇帝くらいにしか思い浮かばないが、それがよかったのだろう。
当時としては、最高に壮大で華麗なキリスト教の教会だったのだ。
ようするに、この3人の皇帝はキリスト教にとって「よい皇帝」であり、「大帝」という尊称は人々が素晴らしいと思って呼んだわけではなく、後年、キリスト教会が与えた尊称だったということだ。
その尊称を、さもありがたそうに、教科書に掲載しているのに、ちょっと馬鹿馬鹿しさを覚えた私。

よく教科書改訂の時期になると、色々とその内容が取り沙汰されるが、日本史にしても世界史にしても、歴史の教科書はできる限り客観的に書いて欲しいと思う。
どこかに寄るのではなく、事実を正確に中庸に記していただきたい。
それと同時に、教科書に現れない埋もれた歴史にこそ、歴史の面白さがあるということを、なんとかわかって欲しい気持ちでいっぱいになる。
私は、大学でも歴史を専攻していたので、余計にそう思うのかもしれないが、歴史にこそ、学ぶべきことが多々あるのに、現在の教育では、何年に何があって、誰は何をして・・・まるで箇条書きで面白みもなにもない。

人間に生老病死があるように、国にも生老病死がある。
現在の日本は、さしずめ老か病だろうか(苦笑)?
これが、近い将来、「死」にならないように願うばかりである。

今回は、最終巻の内容というよりは、読んだ自分の感想と考えの展開を書いてみた。
本書を読まれて、みなさんも何か感じることがあれば幸いと思う。

→ Close

テーマ:読んだ本。ジャンル:本・雑誌
カテゴリー:学問・文化・芸術

00 : 05 : 03 ▲ トラバ:0 コメント:7

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