◎国宝 法隆寺金堂展
■会期 2008年(平成20年) 6月14日(土) ~7月21日(月・祝)
■開館時間 9:30~17:00 (金曜日は~19:00、入館は閉館30分前まで)
■休館日 月曜日(ただし7月21日は開館)
■会場 奈良国立博物館
※公式サイトはコチラ
20日のランチの後は、「夢しるべ風しるべ」に車を停めて、お向かいの奈良国立博物館で開催中の「国宝 法隆寺金堂展」を見に行きました。
奈良が世界に誇る世界遺産の「法隆寺」。
厩戸皇子は好きなのに、なぜか「法隆寺」にはあまり興味のない私というか、内容的には興味があるのだけど、どうもあのだだっぴろい雰囲気が好きになれなくて、ブログをはじめてからもたったの一度も行ってません・・・汗。
花に乏しいというのも、行かない理由のひとつですけど。。。
しかし、その法物には大いに興味があるというわけで、「国宝 法隆寺金堂展」にいそいそ出かけた次第です(笑)。
かつて、火災で焼失した壁画を、安田靫彦氏、前田青邨氏、平山郁夫氏らの日本画家が再現した金堂壁画。
それが13年ぶりに取り外されて、出展されています。
余談ですが、平山氏の絵が私は好きですが、氏はまだそのころは駆け出しの若手で、師匠の前田氏に誘われて、この模写作業に参加したそうです。
その話は、以前、本か画集の寄稿文で読みましたが、この修復作業が、院展で入選した出世作「仏教伝来」につながり、その後の画家人生に大きな影響を与えたと振り返っておられました。
ところで、今回は、金堂で須弥壇(しゅみだん)などの修理が始まるため、釈迦三尊像(国宝)など全仏像が堂外へ運び出されており、上御堂(かみのみどう)に移された後、拝観が再開されているが、その一部がこの「金堂展」で公開されている。
私が行った日は、広目天、多聞天のみが展示されていたが、来月には増長天、持国天も展示され、四天王像4体が寺外でそろって見られるのはこれが初めてのことになるそうだ。
四天王像は、かつて金堂内で見たはずだが、今回まじまじと金堂よりは明るい博物館で見たら、意外とキレイに服装の模様や色彩が残っていることにビックリ!
新聞にも掲載されていましたが、のっぺりしたメリハリのない感じに見えるお顔も、X線写真で見て再現してみると、実はくっきりはっきりした目元に顔立ちやったということも判明し、その再現写真に「人形劇三国志」の関羽や曹操の顔に似てると思った私・・・笑。
それに、像の後ろを近くで見られるというのも、美術展ならではですね。
仏像で言えば、吉祥天立像が、とても美しい顔と衣装やったと思いますw
それに、阿弥陀三尊像の右脇侍の勢至菩薩立像がレプリカやってことも、今回初めて知りました・・・汗。
なんと、ホンモノは、パリのギメ東洋美術館にあるんだそうです!!
かつて、明治の廃仏毀釈などの混乱期に流出したんでしょうかねぇ・・・遠い目。
飛鳥時代の中の間の天蓋が、じっくり見られたのも収穫。
目の高さにつるして展示してあり、下には鏡も設置され、中も見られるようになっており、初めてこんなに間近に見ることができて、その美しさにうっとり~w
法隆寺といえば、よく登場する飛天ちゃんも目の高さで見られますよ~笑。
ちなみに、7月13日(日)までは「特別陳列 建築を表現する―弥生時代から平安時代―」が同時開催中。
国宝の「信貴山縁起絵巻〈飛倉巻〉」や同じく国宝の長谷寺の「銅板法華説相図」などが、かなり空き空き状態でゆっくり見られます(爆)。
あ、法隆寺関連なのか、中宮寺所蔵の国宝「天寿国繍帳」も新館の常設部分で出展されていました!!
でも、結構みんなスルーで・・・汗。
この国宝たち、たとえば京都国立博物館などで展覧会してたら、きっと人だかりやろうに・・・苦笑。
ま、今後どうなっていくかわかりませんが、私たちが行った日は、空いていました。
せっかくの機会なので、是非、見所の揃う7月1日~13日にご観覧を。。。
〔三十路女の日々是生活〕、〔花ごよみ〕
厩戸皇子は好きなのに、なぜか「法隆寺」にはあまり興味のない私というか、内容的には興味があるのだけど、どうもあのだだっぴろい雰囲気が好きになれなくて、ブログをはじめてからもたったの一度も行ってません・・・汗。
花に乏しいというのも、行かない理由のひとつですけど。。。
しかし、その法物には大いに興味があるというわけで、「国宝 法隆寺金堂展」にいそいそ出かけた次第です(笑)。
かつて、火災で焼失した壁画を、安田靫彦氏、前田青邨氏、平山郁夫氏らの日本画家が再現した金堂壁画。
それが13年ぶりに取り外されて、出展されています。
余談ですが、平山氏の絵が私は好きですが、氏はまだそのころは駆け出しの若手で、師匠の前田氏に誘われて、この模写作業に参加したそうです。
その話は、以前、本か画集の寄稿文で読みましたが、この修復作業が、院展で入選した出世作「仏教伝来」につながり、その後の画家人生に大きな影響を与えたと振り返っておられました。
ところで、今回は、金堂で須弥壇(しゅみだん)などの修理が始まるため、釈迦三尊像(国宝)など全仏像が堂外へ運び出されており、上御堂(かみのみどう)に移された後、拝観が再開されているが、その一部がこの「金堂展」で公開されている。
私が行った日は、広目天、多聞天のみが展示されていたが、来月には増長天、持国天も展示され、四天王像4体が寺外でそろって見られるのはこれが初めてのことになるそうだ。
四天王像は、かつて金堂内で見たはずだが、今回まじまじと金堂よりは明るい博物館で見たら、意外とキレイに服装の模様や色彩が残っていることにビックリ!
新聞にも掲載されていましたが、のっぺりしたメリハリのない感じに見えるお顔も、X線写真で見て再現してみると、実はくっきりはっきりした目元に顔立ちやったということも判明し、その再現写真に「人形劇三国志」の関羽や曹操の顔に似てると思った私・・・笑。
それに、像の後ろを近くで見られるというのも、美術展ならではですね。
仏像で言えば、吉祥天立像が、とても美しい顔と衣装やったと思いますw
それに、阿弥陀三尊像の右脇侍の勢至菩薩立像がレプリカやってことも、今回初めて知りました・・・汗。
なんと、ホンモノは、パリのギメ東洋美術館にあるんだそうです!!
かつて、明治の廃仏毀釈などの混乱期に流出したんでしょうかねぇ・・・遠い目。
飛鳥時代の中の間の天蓋が、じっくり見られたのも収穫。
目の高さにつるして展示してあり、下には鏡も設置され、中も見られるようになっており、初めてこんなに間近に見ることができて、その美しさにうっとり~w
法隆寺といえば、よく登場する飛天ちゃんも目の高さで見られますよ~笑。
ちなみに、7月13日(日)までは「特別陳列 建築を表現する―弥生時代から平安時代―」が同時開催中。
国宝の「信貴山縁起絵巻〈飛倉巻〉」や同じく国宝の長谷寺の「銅板法華説相図」などが、かなり空き空き状態でゆっくり見られます(爆)。
あ、法隆寺関連なのか、中宮寺所蔵の国宝「天寿国繍帳」も新館の常設部分で出展されていました!!
でも、結構みんなスルーで・・・汗。
この国宝たち、たとえば京都国立博物館などで展覧会してたら、きっと人だかりやろうに・・・苦笑。
ま、今後どうなっていくかわかりませんが、私たちが行った日は、空いていました。
せっかくの機会なので、是非、見所の揃う7月1日~13日にご観覧を。。。
〔三十路女の日々是生活〕、〔花ごよみ〕
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- 山田詩子展
- 国宝 法隆寺金堂展〔6/20〕
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コメントありがとう^^
まー、空いていたかなー
7月に入ってからも見に行くつもりです♪
やっぱり四天王が揃ったところを見たい!
あんなにライトアップをされているとは思わなかったんで、意外に感動をしました
よりりんさんも指摘されているようにあの天蓋が目の前で見れたのは本当に感動しました
金堂の修復が終わったら、また、法隆寺に行かなくては!と思いましたもん
吉祥天立像はほんまに優雅で綺麗でしたねー
そうそう、特別陳列のコーナーで玉虫厨子が出展されているのか!?と興奮してしまいました…レプリカでしたがね…どうりで妙につるつるとしていると思ったもんだ…
見合い日記が終わったら記事をアップをします!(いつか不明ですが…)
7月に入ってからも見に行くつもりです♪
やっぱり四天王が揃ったところを見たい!
あんなにライトアップをされているとは思わなかったんで、意外に感動をしました
よりりんさんも指摘されているようにあの天蓋が目の前で見れたのは本当に感動しました
金堂の修復が終わったら、また、法隆寺に行かなくては!と思いましたもん
吉祥天立像はほんまに優雅で綺麗でしたねー
そうそう、特別陳列のコーナーで玉虫厨子が出展されているのか!?と興奮してしまいました…レプリカでしたがね…どうりで妙につるつるとしていると思ったもんだ…
見合い日記が終わったら記事をアップをします!(いつか不明ですが…)
snowwhiteさん
すごい、7月にもいかはるんですか?!
さすがに、高いのでちょっと私は無理・・・苦笑。
あんなにライトアップしてて大丈夫なんか?って感じでしたよね。
玉虫厨子のレプリカよく出来ていましたけど、ちょっと絵がはっきりしすぎでしたよね・・・笑。
見合い日記が終わったら・・・爆。
すごい、7月にもいかはるんですか?!
さすがに、高いのでちょっと私は無理・・・苦笑。
あんなにライトアップしてて大丈夫なんか?って感じでしたよね。
玉虫厨子のレプリカよく出来ていましたけど、ちょっと絵がはっきりしすぎでしたよね・・・笑。
見合い日記が終わったら・・・爆。
長谷寺の「銅板法華説相図」も展示されているんですか?それは観にいかなくっちゃ!
吉祥天立像と天蓋、じっくり見たいと思っています。
ヒマが出来れば、走りますわ。
吉祥天立像と天蓋、じっくり見たいと思っています。
ヒマが出来れば、走りますわ。
スターアニスさん
はい、出展されていますよ。
但し、7月13日までなので、お早めに!
是非、行ってみてくださいネ。
はい、出展されていますよ。
但し、7月13日までなので、お早めに!
是非、行ってみてくださいネ。
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(奈良市登大路町、奈良公園内)
金堂の須弥壇の修理に際して、
法隆寺の金堂の内部に安置されている、
九体の仏像、天蓋、台座壁画が、
一般公開されています。
国内最古の四天王像。
戦後、描かれた12面の
再現壁画が四天王像の周囲にあります。
これは、19?...
2008/07/18(Fri) 23:13:01 | 花ごよみ
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