
◎クライマーズ・ハイ
監督・脚本 原田眞人
原作 横山秀夫
脚本 加藤正人 、 成島出
出演 堤真一 、堺雅人 、尾野真千子 、高嶋政宏 、山崎努 、遠藤憲一、マギー、田口トモロヲ 他
公式サイトは、コチラ
「ザ・マジックアワー」を見に行ったときの予告から気になっていた「クライマーズ・ハイ」。
元ちとせのテーマ曲ともあいまって、予告で泣けた映画でした。
題名になっている「クライマーズ・ハイ」とは、登山中に興奮状態が極限にまで達し、恐怖感が麻痺することなのだそうです。
ある意味、この1週間は、記者たちの「クライマーズ・ハイ」だったのでしょうか・・・。
1985年8月12日
この日、群馬県の地方新聞記者・悠木和雅〔堤真一〕は、魔の山とよばれる谷川岳の衝立岩の登頂に同僚の安西〔高嶋政宏〕と向かうはずだった。
電車の時刻を気にしつつ、退社しようとしたそのとき、県警記者クラブの佐山〔堺雅人〕から、「ジャンボが消えた」という連絡が入る。
続いて、テレビが「羽田発大阪行き日航123便が消息を絶った」との第一報を伝える。
遊軍記者にすぎなかった悠木は、日航全権デスクに抜擢され、怒涛のような1週間がここに始まる。
当時、学生だった私(年がばれる・・・汗)、それまで聞いたこともなかった、「群馬県上野村御巣鷹山」。
それは、20年以上たった今でも忘れられない名前になった。
別に、身近な人がこの事故で亡くなったわけではなかったが、子ども心に強烈な印象の事故やったということだろう。
しかし、この映画は、その犠牲者や事故そのものがメインではなく、この事故を報道する地元群馬の地方新聞社の記者の群像だ。
それまでの群馬といえば、大久保清事件(1971年)と連合赤軍事件(1972年)が二大事件で、この映画の舞台となる北関東新聞社でも、この「大久保・連赤事件」を手がけた記者が、10数年を経て役職に付きハバをきかせている。
そこに降って沸いたのが、この巣鷹山の世界最大の飛行機墜落事故だったのだ。
朝毎読など大手中央紙に挑む地方紙。
全権に指名された悠木の葛藤。
部下の信頼を失い、上司や同僚からは裏切られ、社長からは叱責を受ける。
そして、果ては、幻となる事故原因スクープ。
どれも後手後手で、華々しいところはひとつもない。
それだけに、リアリティがあり、こちらも一喜一憂、手に汗握るのだと思う。
現在なら、ケータイやパソコンで一発で現場とつながり、記事もすぐに送れるが、当時一番の連絡手段は無線。
それすらも導入されていない旧態ぜんとした新聞社、報道各社の電話の奪い合いなど、なんともいえない状態だ。
各社間のいがみ合いに加えて、同じ新聞社内部の足の引っ張り合いやいがみあい、それ以上に心を打つ現場記者の記事を届けようとする執念など、報道とは何か? いのちとは何か? を考えさせられる作品に仕上がっている。
日航機墜落事故から20年
当時を思い出しつつ、果たせなかった衝立岩へのアタックを、安西の息子と試みる悠木が、クライマーズ・ハイの果てに見たものはなんだったのか。。。
なかなかの作品の仕上がりとは思うが、出だしに比べて、ラストが若干尻すぼみのような感がいなめない。
あと、あんなに予告で盛り上がった元ちとせの曲が、全然使われてなかったことが、個人的にかなりショック・・・涙。
この日、群馬県の地方新聞記者・悠木和雅〔堤真一〕は、魔の山とよばれる谷川岳の衝立岩の登頂に同僚の安西〔高嶋政宏〕と向かうはずだった。
電車の時刻を気にしつつ、退社しようとしたそのとき、県警記者クラブの佐山〔堺雅人〕から、「ジャンボが消えた」という連絡が入る。
続いて、テレビが「羽田発大阪行き日航123便が消息を絶った」との第一報を伝える。
遊軍記者にすぎなかった悠木は、日航全権デスクに抜擢され、怒涛のような1週間がここに始まる。
当時、学生だった私(年がばれる・・・汗)、それまで聞いたこともなかった、「群馬県上野村御巣鷹山」。
それは、20年以上たった今でも忘れられない名前になった。
別に、身近な人がこの事故で亡くなったわけではなかったが、子ども心に強烈な印象の事故やったということだろう。
しかし、この映画は、その犠牲者や事故そのものがメインではなく、この事故を報道する地元群馬の地方新聞社の記者の群像だ。
それまでの群馬といえば、大久保清事件(1971年)と連合赤軍事件(1972年)が二大事件で、この映画の舞台となる北関東新聞社でも、この「大久保・連赤事件」を手がけた記者が、10数年を経て役職に付きハバをきかせている。
そこに降って沸いたのが、この巣鷹山の世界最大の飛行機墜落事故だったのだ。
朝毎読など大手中央紙に挑む地方紙。
全権に指名された悠木の葛藤。
部下の信頼を失い、上司や同僚からは裏切られ、社長からは叱責を受ける。
そして、果ては、幻となる事故原因スクープ。
どれも後手後手で、華々しいところはひとつもない。
それだけに、リアリティがあり、こちらも一喜一憂、手に汗握るのだと思う。
現在なら、ケータイやパソコンで一発で現場とつながり、記事もすぐに送れるが、当時一番の連絡手段は無線。
それすらも導入されていない旧態ぜんとした新聞社、報道各社の電話の奪い合いなど、なんともいえない状態だ。
各社間のいがみ合いに加えて、同じ新聞社内部の足の引っ張り合いやいがみあい、それ以上に心を打つ現場記者の記事を届けようとする執念など、報道とは何か? いのちとは何か? を考えさせられる作品に仕上がっている。
日航機墜落事故から20年
当時を思い出しつつ、果たせなかった衝立岩へのアタックを、安西の息子と試みる悠木が、クライマーズ・ハイの果てに見たものはなんだったのか。。。
なかなかの作品の仕上がりとは思うが、出だしに比べて、ラストが若干尻すぼみのような感がいなめない。
あと、あんなに予告で盛り上がった元ちとせの曲が、全然使われてなかったことが、個人的にかなりショック・・・涙。
コメントありがとう^^
この事故は生涯忘れられない出来事で、身近な人、知人が亡くなり、対応に追われたこともありました。
当時、裏側で起こっていた場面の一端を知ることも弔いになると思っております。
合掌。
当時、裏側で起こっていた場面の一端を知ることも弔いになると思っております。
合掌。

スターアニスさん
そうですが、それは忘れられない苦い思い出ですね・・・。
この紙面づくりの中で、TOPを墜落事故でいくか、靖国参拝でいくかでもめたりしていましたが、戦後初の首相靖国参拝として、中曽根氏のことが話題になっていました。
群馬というのは、中曽根VS福田で二分されている選挙区なのだそうで、同じ県内で片や大惨事がおこっているのに、片や政治駆け引き・・・なんともいえないものを感じました。
そうですが、それは忘れられない苦い思い出ですね・・・。
この紙面づくりの中で、TOPを墜落事故でいくか、靖国参拝でいくかでもめたりしていましたが、戦後初の首相靖国参拝として、中曽根氏のことが話題になっていました。
群馬というのは、中曽根VS福田で二分されている選挙区なのだそうで、同じ県内で片や大惨事がおこっているのに、片や政治駆け引き・・・なんともいえないものを感じました。

いやぁ面白いです。
ブログ放り出して、読書に専念したいです。
ラストが尻すぼみというのが気になりますが。
日航機墜落事故の当日の夜、私は剣岳登山のため夜行バスの中にいました。 車内のテレビで海上から回収された機体の一部が放映されていたのを覚えています。
ブログ放り出して、読書に専念したいです。
ラストが尻すぼみというのが気になりますが。
日航機墜落事故の当日の夜、私は剣岳登山のため夜行バスの中にいました。 車内のテレビで海上から回収された機体の一部が放映されていたのを覚えています。

twinmount さん
あははは、ブログ放り出してですか〜笑。
でも、本って面白いのにハマルとそればっかりになってしまいますよね!
ラスト尻すぼみっていうのは、映画のほうなので、本はどうかわかりませんよ・・・。
あははは、ブログ放り出してですか〜笑。
でも、本って面白いのにハマルとそればっかりになってしまいますよね!
ラスト尻すぼみっていうのは、映画のほうなので、本はどうかわかりませんよ・・・。

やはり有名でたくさんの死傷者のでた大規模な航空機事故ですので、それを扱うとなると興味がありました。
この作品は事件そのもののドキュメンタリーというより、いかにみんなに的確に報道できるかと人間模様が主体ですね。おっしゃった通り、少しストーリーに間の抜けた部分があったのが残念でした。
あと興味深い俳優がでているのもありました。主役の堤真一はもとより堺雅人や小澤征悦がでているのも目を引きました。
この作品は事件そのもののドキュメンタリーというより、いかにみんなに的確に報道できるかと人間模様が主体ですね。おっしゃった通り、少しストーリーに間の抜けた部分があったのが残念でした。
あと興味深い俳優がでているのもありました。主役の堤真一はもとより堺雅人や小澤征悦がでているのも目を引きました。
2008/07/16(Wed) 20:54 □ URL □ diane * nVKUJJOI * [編集]

dianeさん
そうなんですよね〜。
ちょっと、緊張の切れる場面があって、残念でしたが、全体としてはまずまずの仕上がりだったのでは?
堺雅人や小澤征悦を見つつ、ん? 篤姫?!って感じでしたね(笑)。
そうなんですよね〜。
ちょっと、緊張の切れる場面があって、残念でしたが、全体としてはまずまずの仕上がりだったのでは?
堺雅人や小澤征悦を見つつ、ん? 篤姫?!って感じでしたね(笑)。
2008/07/17(Thu) 01:03 □ URL □ よりりん * X.Av9vec * [編集]

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監督は原田眞人。
原作の著者、横山秀夫本人が、
記者時代に遭遇した
日航機墜落事故取材の体験をもとに、
書き上げた小説の映画化。
かつてない大惨事の、
全権デスクを命じられた悠木和雅、
堤真一が演じています。
NHKのテレビドラマでは、
佐藤浩市が演じてい...
2008/07/18(Fri) 23:14:28 | 花ごよみ
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