
◎KAZARI (かざり)-日本美の情熱-
◆会期 2008年8月2日[土]~9月15日[月・祝]
◆休館日 毎週月曜日(最終日9月15日は敬老の日で開館)
◆開館時間 10:00~18:00 金曜日は~19:30(入場は閉館30分前まで)
◆場所 京都文化博物館
5日の散策の続き、「前田珈琲 明倫店」で、ランチと建物を堪能した後は、腹ごなしもかねて文博までブラブラ歩きました。
途中、三条烏丸の本屋さんで、かな~り長居しましたが・・・笑。
↑のポスターですが、今回の展示品からいろんなものを組み合わせてあります。
上:「引手蒔絵印籠」 江戸-明治時代(18-19世紀) 印籠美術館
下左:「重要美術品 舞踊図」部分 江戸時代(17世紀) サントリー美術館
下右:「浜松図屏風」部分 桃山-江戸時代(16-17世紀) 個人
この展覧会は、「KAZARI (かざり)」というテーマのもと、見に着ける物や日常品のなかの装飾品などを時代を追って紹介しています。
一番初めが、縄文土器から始まっていたのはちょっとビックリでしたが、確かになんの変哲もない焼物から、縄文という装飾が入るようになったというのは、大変な進歩やったんでしょうね。
そして、だんだんと文化というものが出来てきた中で、日本人が出会ったのが仏教。
いかに、仏前を荘厳するか、寺院建築や仏像にその荘厳器、当時の技術や芸術の粋を集めたものでした。
平安~中世に入ると、室内を飾ることにも熱心になります。
色々な絵付けの焼物、素晴らしい絵が描かれた屏風や襖絵、まさに日本文化が花開いてきます。
さらに、武士の台頭により具足・兜に、剣などの見事さも競い合われるようになり、面白い形の兜が色々と展示されていました。
大河ドラマで取り上げられた山内一豊の山内家の兜が数多くあって、ちょっと面白かったw
ただ、1代目・2代目あたりはいいけど、その後、そんなに兜が必要な時代やったかな?と思い至り、実用に用いたものもあるだろうけど、まさに飾りの部分も多かったんだなーと思いました。
あと、前に展示された具足が邪魔でしっかり見れなかったけど、戦国時代の武将の家紋やのぼりを描いた屏風があって、個人的にはツボでしたw
また、町人の特に女性の装いというのに、結構展示スペースをとっていました。
中でも、チラシにも使われた印籠やかんざし、煙草入などは、とても美しくてジーックリ見てしまいましたよ!!
印籠は、印籠の絵と根付が関連性のあるもので、すごい粋やな~♪ と感心しました。
ビラビラかんざしは、素晴らしく細かい細工に目を見張り、でも、重くないのかな?と心配になったり・・・笑。
最後は、芸能のかざりの特集で、能衣装が美しかったですね。
さらには、祭りの飾りが展示されていて、先月、祇園祭の山鉾をじっくり見た後だけに、なるほどな~って思い返して興味深かったです。
相変わらず、グッズはイマイチですが、内容はなかなかよかったです。
ただ、ちょっとテーマがやや漠然としたものだけに、部分部分は素晴らしいですが、展覧会全体としては、ややまとまりに欠けるかな?って感じでした。
でも、観覧者は、先日より多くてちょっと賑やかな感じだったのに、今回はかなり大声でしゃべってても注意される人もなく、やっぱりこの前なんで私らが注意されたんか謎でした・・・苦笑。
というか、この前のあの学芸員さん(?)が、ちょっと神経質な人やっただけなんかな?!
なお、3Fの美術工芸展示室では、
◎永樂即全「源氏物語五十四帖」と十七代永樂善五郎展
が、9月21日〔日〕まで開催中。
永樂即全は、若くして十六代善五郎を襲名し、1998年に亡くなるまで、数々の作品を制作しました。
今年は、源氏物語千年紀ということで、彼が3年近い年月をかけ製作した、「源氏物語五十四帖」の連作がすべて展示されています。
どれも、ホンマに美しく、『源氏物語』のその帖を象徴するような題材が絵や形に表れていました。
同時に展示されていた現在の十七代永樂善五郎の作品は、ちょっとモダンアート的な要素が多く、残念ながら私の好みではありませんでしたが、伝統的技法の限りを集めて製作されたのであろう即全の「源氏物語五十四帖」シリーズは、一見の価値ありです!!
特別展と同チケットで観覧できますので、是非ご覧下さい。
一番初めが、縄文土器から始まっていたのはちょっとビックリでしたが、確かになんの変哲もない焼物から、縄文という装飾が入るようになったというのは、大変な進歩やったんでしょうね。
そして、だんだんと文化というものが出来てきた中で、日本人が出会ったのが仏教。
いかに、仏前を荘厳するか、寺院建築や仏像にその荘厳器、当時の技術や芸術の粋を集めたものでした。
平安~中世に入ると、室内を飾ることにも熱心になります。
色々な絵付けの焼物、素晴らしい絵が描かれた屏風や襖絵、まさに日本文化が花開いてきます。
さらに、武士の台頭により具足・兜に、剣などの見事さも競い合われるようになり、面白い形の兜が色々と展示されていました。
大河ドラマで取り上げられた山内一豊の山内家の兜が数多くあって、ちょっと面白かったw
ただ、1代目・2代目あたりはいいけど、その後、そんなに兜が必要な時代やったかな?と思い至り、実用に用いたものもあるだろうけど、まさに飾りの部分も多かったんだなーと思いました。
あと、前に展示された具足が邪魔でしっかり見れなかったけど、戦国時代の武将の家紋やのぼりを描いた屏風があって、個人的にはツボでしたw
また、町人の特に女性の装いというのに、結構展示スペースをとっていました。
中でも、チラシにも使われた印籠やかんざし、煙草入などは、とても美しくてジーックリ見てしまいましたよ!!
印籠は、印籠の絵と根付が関連性のあるもので、すごい粋やな~♪ と感心しました。
ビラビラかんざしは、素晴らしく細かい細工に目を見張り、でも、重くないのかな?と心配になったり・・・笑。
最後は、芸能のかざりの特集で、能衣装が美しかったですね。
さらには、祭りの飾りが展示されていて、先月、祇園祭の山鉾をじっくり見た後だけに、なるほどな~って思い返して興味深かったです。
相変わらず、グッズはイマイチですが、内容はなかなかよかったです。
ただ、ちょっとテーマがやや漠然としたものだけに、部分部分は素晴らしいですが、展覧会全体としては、ややまとまりに欠けるかな?って感じでした。
でも、観覧者は、先日より多くてちょっと賑やかな感じだったのに、今回はかなり大声でしゃべってても注意される人もなく、やっぱりこの前なんで私らが注意されたんか謎でした・・・苦笑。
というか、この前のあの学芸員さん(?)が、ちょっと神経質な人やっただけなんかな?!
なお、3Fの美術工芸展示室では、
◎永樂即全「源氏物語五十四帖」と十七代永樂善五郎展
が、9月21日〔日〕まで開催中。
永樂即全は、若くして十六代善五郎を襲名し、1998年に亡くなるまで、数々の作品を制作しました。
今年は、源氏物語千年紀ということで、彼が3年近い年月をかけ製作した、「源氏物語五十四帖」の連作がすべて展示されています。
どれも、ホンマに美しく、『源氏物語』のその帖を象徴するような題材が絵や形に表れていました。
同時に展示されていた現在の十七代永樂善五郎の作品は、ちょっとモダンアート的な要素が多く、残念ながら私の好みではありませんでしたが、伝統的技法の限りを集めて製作されたのであろう即全の「源氏物語五十四帖」シリーズは、一見の価値ありです!!
特別展と同チケットで観覧できますので、是非ご覧下さい。
- 関連記事
-
- 西国三十三所-観音霊場の祈りと美-〔8/24観覧〕
- KAZARI (かざり)-日本美の情熱-〔8/5観覧〕
- 京都・美の探訪〔7/13観覧〕
□ TOP □