
◎特別展覧会 japan 蒔絵 ー宮殿を飾る 東洋の燦めきー
■会期 2008年10月18日(土)~12月7日(日)
■休館日 月曜日 (祝日の場合は開館し、翌日火曜日休館)
■開館時間 9:30~18:00(金曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで)
■会場 京都国立博物館
この間の日曜日、友人と美術展のハシゴをしました。
まずは、かなり久しぶりの京博へ・・・。
混んでるかな?とドキドキしましたが、このとき、まだ会期2日目でそんなに混んでなくて見やすかったです。
まあ、これで、またまたNHKの日曜美術館ででも紹介された日にゃ~すごい人になるんでしょうけどね(汗)。
それにしても、ここは、広いので見終わるとどっと疲れます~苦笑。
今回の出展されている「蒔絵」は、国内の作品だけでなく、広く海外からの里帰り品が多くて、すごかった~。
出展数も、約280点とかなり膨大な量に上りました。
展示は、7章立てになっていました。
①中世までの蒔絵 ②西洋人が出会った蒔絵:高台寺蒔絵 ③大航海時代が生み出した蒔絵:南蛮漆器 ④絶対王政の宮殿を飾った蒔絵:紅毛漆器 ⑤蒔絵の流行と東洋趣味 ⑥王侯のコレクションと京の店先 ⑦そして万国博覧会
国内からの出展は、大阪市立美術館、サントリー美術館と京博のものが多く、サントリー、エエもんもってるな~!って感じ(笑)。
海外からのものは、マリー=アントワネットのコレクション、デンマーク王立博物館、スウェーデン王室、V&A美術館・バーリーハウスなどの名だたるコレクションが勢ぞろい!!
ホンマに、見ごたえありました~w
しかし、沈箱・香道具・香枕など、はっきり言って当時のヨーロッパで使い道がわかってなかったようなものも多く、何を思って買っていったのか、凡人の私にはちょっと謎な部分も・・・苦笑。
香枕など、出島から100個単位で輸出されていったそうです。
今回、長期の修復を経て初公開となる「マザラン公爵家の櫃」などは、大きな箱に似合わぬ精密な作りで素晴らしかったですw
国内にあれば、間違いなく国宝に指定されるであろう出来だとか・・・。
ところが、これ、フランス王ルイ14世の宰相マザランの紋章までついているのに、現在はV&A美術館の所蔵品。
途中、アントワネットやナポレオンも所有していたことがあるそうですが、今はイギリスに・・・どんな変遷をたどってそこまで流れていったんでしょうねぇ~遠い目。
しかし、更に日本人にとっては目が点になりそうな話が、蒔絵を使った西洋家具。
実は、日本でそういうのを作ったわけではなく、蒔絵の箱など輸入したものから蒔絵をパネルのようにはがして、西洋で作った家具の表面に張って製作されたものだとか・・・オイオイ。
その手法でもてはやされた家具作家もいるそうですが、ようそんなこと考えたな~って感じですよね(苦笑)。
そして、面白かったのが、「四季花鳥蒔絵香箪笥」。
これは、一対として作られたものが、現在別々に所蔵されているのですが、ひとつはアントワネットの所蔵品で、ひとつはジョージ・ソルティングの収集品〔現・V&A美術館所蔵〕。
実は、この箪笥の引き出しが、入れ替わっているんですって!
片方は、秋草の中にひとつだけ桜の引き出しが、片方は、桜づくしの中にひとつだけ秋草の引き出しが納まっているんです。
いつどのようにして入れ替わったかは不明だそうですが、なんかロマンを感じますよねぇ~w
ところで、上記に書いたように、大阪市立美術館の所蔵品がかなり多かったのですが、これはスイス人実業家のユゴー・アルフォンソ・カザールのコレクションを寄贈されたからなんだそうです。
常設展で、そんなに蒔絵が展示されていた記憶ないのですが、裏で色々持ってるんですねぇ~。
いや、それにしても、この展覧会、キレイだし、面白いし、よかったです!!
後は、もうちょっとグッズをナントカして欲しかったかな・・・苦笑?!
出展数も、約280点とかなり膨大な量に上りました。
展示は、7章立てになっていました。
①中世までの蒔絵 ②西洋人が出会った蒔絵:高台寺蒔絵 ③大航海時代が生み出した蒔絵:南蛮漆器 ④絶対王政の宮殿を飾った蒔絵:紅毛漆器 ⑤蒔絵の流行と東洋趣味 ⑥王侯のコレクションと京の店先 ⑦そして万国博覧会
国内からの出展は、大阪市立美術館、サントリー美術館と京博のものが多く、サントリー、エエもんもってるな~!って感じ(笑)。
海外からのものは、マリー=アントワネットのコレクション、デンマーク王立博物館、スウェーデン王室、V&A美術館・バーリーハウスなどの名だたるコレクションが勢ぞろい!!
ホンマに、見ごたえありました~w
しかし、沈箱・香道具・香枕など、はっきり言って当時のヨーロッパで使い道がわかってなかったようなものも多く、何を思って買っていったのか、凡人の私にはちょっと謎な部分も・・・苦笑。
香枕など、出島から100個単位で輸出されていったそうです。
今回、長期の修復を経て初公開となる「マザラン公爵家の櫃」などは、大きな箱に似合わぬ精密な作りで素晴らしかったですw
国内にあれば、間違いなく国宝に指定されるであろう出来だとか・・・。
ところが、これ、フランス王ルイ14世の宰相マザランの紋章までついているのに、現在はV&A美術館の所蔵品。
途中、アントワネットやナポレオンも所有していたことがあるそうですが、今はイギリスに・・・どんな変遷をたどってそこまで流れていったんでしょうねぇ~遠い目。
しかし、更に日本人にとっては目が点になりそうな話が、蒔絵を使った西洋家具。
実は、日本でそういうのを作ったわけではなく、蒔絵の箱など輸入したものから蒔絵をパネルのようにはがして、西洋で作った家具の表面に張って製作されたものだとか・・・オイオイ。
その手法でもてはやされた家具作家もいるそうですが、ようそんなこと考えたな~って感じですよね(苦笑)。
そして、面白かったのが、「四季花鳥蒔絵香箪笥」。
これは、一対として作られたものが、現在別々に所蔵されているのですが、ひとつはアントワネットの所蔵品で、ひとつはジョージ・ソルティングの収集品〔現・V&A美術館所蔵〕。
実は、この箪笥の引き出しが、入れ替わっているんですって!
片方は、秋草の中にひとつだけ桜の引き出しが、片方は、桜づくしの中にひとつだけ秋草の引き出しが納まっているんです。
いつどのようにして入れ替わったかは不明だそうですが、なんかロマンを感じますよねぇ~w
ところで、上記に書いたように、大阪市立美術館の所蔵品がかなり多かったのですが、これはスイス人実業家のユゴー・アルフォンソ・カザールのコレクションを寄贈されたからなんだそうです。
常設展で、そんなに蒔絵が展示されていた記憶ないのですが、裏で色々持ってるんですねぇ~。
いや、それにしても、この展覧会、キレイだし、面白いし、よかったです!!
後は、もうちょっとグッズをナントカして欲しかったかな・・・苦笑?!
- 関連記事
-
- 読む、見る、遊ぶ 源氏物語の世界〔10/19〕
- 特別展覧会 japan 蒔絵 〔10/19観覧〕
- 古代エジプトの美展〔10/5観覧〕
□ TOP □