
◎若冲 ワンダーランド
■会期 2009年9月1日(火)~12月13日(日)
■休館日 毎週月曜日(ただし9/21・10/12・11/23は開館、9/24・10/13・11/24は休館)
■開館時間 10:00~17:00(入館は~16:00)
■会場 MIHO MUSEUM
ようやく、先日の信楽の記事・・・汗。
この日の主目的は、このMIHO MUSEUMで開催中の「若冲 ワンダーランド展」を見ることでした。
美術展にしては地味な色のポスター、でも絵自体はインパクト大!!
それもそのはず、屏風に描かれた水墨画なのです。。。
さらに、若冲好きにとっては世紀?の大発見、去年北陸で新たに発見された「象と鯨図屏風」の初公開となるのがこの展覧会なのですw
この展覧会は、MIHO MUSEUMの北館のみを使って開催されています。
総数100点以上の作品が出展予定ですが、会期中展示替がかなりあるので、展示されている数は50点あまりとそう多くはありません。
でも、伊藤若冲の初期作品~順番に色々なタイプのものが展示されていて、ワンダーランドの名に相応しい展覧会内容となっていました。
同時に、池大雅、与謝蕪村、曾我蕭白、円山応挙、葛蛇玉といった同時代の作家の作品も展示され、なかなか内容の濃いものに・・・。
私がいった第2期は、曾我蕭白は一点もなく、円山応挙が目立ちました。
さて、今回、今月中に行きたかった理由は、数年前日本を若冲ブームに沸かせた「プライスコレクション展」から、再び「鳥獣花木図屏風」が特別出展でやってくるの聞いたからです。
あの時は、なんせ人が多くてうんざりしたのもあって、話題の方眼画法(笑)のマンガチックな動植物のカラー絵にあんまり惹かれなかったのですが、今回は、あの絵を独り占め~♪
って、ことで、やっぱりスゴイかも・・・と認識を新たに・・・爆。
そして、肝心の「象と鯨図屏風」。
いや、面白かった(笑)。
認識不足でしたが、二曲一隻の屏風やったんですね。
ポスターを見ながら、クジラは?と思っていたのですが、左側の屏風にいました。
若冲は、享保13年という年代的に、京でホンモノの象を見たと思われています。
ホンモノを見ながら、あの方眼の絵の象にしても、今回の象にしても、あえてデフォルメして描かれていると考えると、若冲ってやっぱりスゴイというか面白い人なんだな~って思います。
ちなみに、クジラのほうもかわいかったw
解説には、陸の象と海の鯨という大きなものを対比して描いたと書かれていましたが、そういう本格的なことは私にはわからないけど、色合いが、象は白く、鯨は黒く、二曲一隻という屏風に色としてもしまりを感じました。
ちなみに、今回の私の注目品としては、版画!
今まであまり見たことがなかった若冲の、石摺〔いしずり〕と呼ばれる左右逆転しない拓版画の下絵を見られたことがよかったです。
拓本のように、白黒のものもありましたが、合羽摺りのカラーの花鳥版画が、とても鮮やかで美しかったです♪
あと、以前たずねたことがある若冲のお墓がある京都の「石峰寺」の境内図がありました。
大小2点出ていたのですが、両方とも若冲筆、片方には賛が入っていて、片方にはなし、でも色合いも似てて、同じような図で、印刷でもないのに・・・と面白く感じました。
それと同時に、江戸時代の石峰寺の境内の広さにもビックリ!!
最後に余談ですが、こちらの美術館、場所が辺鄙なおかげで空いているのですが、時として観光バスの団体さんがやってきます。
この日も、海外からの団体と、日本人のオッサンの団体に出くわしました。
外人の方って、こういうのに興味があってくる人が多いせいか、作品を見ている姿勢はマジメで静かです。
問題は、日本人のオッサン!!
ガヤガヤワイワイ作品とまったく関係のないことを大声でしゃべるしゃべる・・・そして、作品は見ないで歩いているだけ・・・何しにきてん?!
私と同じようなペースで回っていた一人で来ていたオジサンが、「静かにしてください! 迷惑なのがわかりませんか!!」と怒りはったので、一瞬シーン・・・苦笑。
後は、小声でブツブツ悪口ともつかない文句をいいつつ、足早にさっていきました。
いや~、スカッとしましたねぇ~。
しかたなくツアーで来たのなら、展示室にはいらんかったらええのに・・・ヤダヤダ。
ま、その後は、また2~3人の静けさに戻りましたけどね(笑)。
でも、それを差し引いても、実りある展覧会でした。
今月末~来月あたり、紅葉と一緒に楽しみに出かけられてはいかが?
総数100点以上の作品が出展予定ですが、会期中展示替がかなりあるので、展示されている数は50点あまりとそう多くはありません。
でも、伊藤若冲の初期作品~順番に色々なタイプのものが展示されていて、ワンダーランドの名に相応しい展覧会内容となっていました。
同時に、池大雅、与謝蕪村、曾我蕭白、円山応挙、葛蛇玉といった同時代の作家の作品も展示され、なかなか内容の濃いものに・・・。
私がいった第2期は、曾我蕭白は一点もなく、円山応挙が目立ちました。
さて、今回、今月中に行きたかった理由は、数年前日本を若冲ブームに沸かせた「プライスコレクション展」から、再び「鳥獣花木図屏風」が特別出展でやってくるの聞いたからです。
あの時は、なんせ人が多くてうんざりしたのもあって、話題の方眼画法(笑)のマンガチックな動植物のカラー絵にあんまり惹かれなかったのですが、今回は、あの絵を独り占め~♪
って、ことで、やっぱりスゴイかも・・・と認識を新たに・・・爆。
そして、肝心の「象と鯨図屏風」。
いや、面白かった(笑)。
認識不足でしたが、二曲一隻の屏風やったんですね。
ポスターを見ながら、クジラは?と思っていたのですが、左側の屏風にいました。
若冲は、享保13年という年代的に、京でホンモノの象を見たと思われています。
ホンモノを見ながら、あの方眼の絵の象にしても、今回の象にしても、あえてデフォルメして描かれていると考えると、若冲ってやっぱりスゴイというか面白い人なんだな~って思います。
ちなみに、クジラのほうもかわいかったw
解説には、陸の象と海の鯨という大きなものを対比して描いたと書かれていましたが、そういう本格的なことは私にはわからないけど、色合いが、象は白く、鯨は黒く、二曲一隻という屏風に色としてもしまりを感じました。
ちなみに、今回の私の注目品としては、版画!
今まであまり見たことがなかった若冲の、石摺〔いしずり〕と呼ばれる左右逆転しない拓版画の下絵を見られたことがよかったです。
拓本のように、白黒のものもありましたが、合羽摺りのカラーの花鳥版画が、とても鮮やかで美しかったです♪
あと、以前たずねたことがある若冲のお墓がある京都の「石峰寺」の境内図がありました。
大小2点出ていたのですが、両方とも若冲筆、片方には賛が入っていて、片方にはなし、でも色合いも似てて、同じような図で、印刷でもないのに・・・と面白く感じました。
それと同時に、江戸時代の石峰寺の境内の広さにもビックリ!!
最後に余談ですが、こちらの美術館、場所が辺鄙なおかげで空いているのですが、時として観光バスの団体さんがやってきます。
この日も、海外からの団体と、日本人のオッサンの団体に出くわしました。
外人の方って、こういうのに興味があってくる人が多いせいか、作品を見ている姿勢はマジメで静かです。
問題は、日本人のオッサン!!
ガヤガヤワイワイ作品とまったく関係のないことを大声でしゃべるしゃべる・・・そして、作品は見ないで歩いているだけ・・・何しにきてん?!
私と同じようなペースで回っていた一人で来ていたオジサンが、「静かにしてください! 迷惑なのがわかりませんか!!」と怒りはったので、一瞬シーン・・・苦笑。
後は、小声でブツブツ悪口ともつかない文句をいいつつ、足早にさっていきました。
いや~、スカッとしましたねぇ~。
しかたなくツアーで来たのなら、展示室にはいらんかったらええのに・・・ヤダヤダ。
ま、その後は、また2~3人の静けさに戻りましたけどね(笑)。
でも、それを差し引いても、実りある展覧会でした。
今月末~来月あたり、紅葉と一緒に楽しみに出かけられてはいかが?
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コメントありがとう^^
>この日も、海外からの団体と・・・
たぶんそれは、ここを運営している宗教団体の海外支部から本山に参拝に来た序だと思います。
間違っていたら、ごめんなさい
たぶんそれは、ここを運営している宗教団体の海外支部から本山に参拝に来た序だと思います。
間違っていたら、ごめんなさい
2009/10/11(Sun) 19:18 □ URL □ そばの横好き * XFDgHaK2 * [編集]

そばの横好きさん
え~、海外支部なんかあるんですか?!
そんなに信者数多い宗教団体だったなんて・・・知らなかった。
まあ、あの美術館建てられるくらいの資金があるってことやしね。。。苦笑
え~、海外支部なんかあるんですか?!
そんなに信者数多い宗教団体だったなんて・・・知らなかった。
まあ、あの美術館建てられるくらいの資金があるってことやしね。。。苦笑

あるところで見かけて興味を持ってから気になっていた「若冲さん」の作品。
このような美術館があったとは・・・。教えて頂き、ありがとうございます。
寒山拾得図など・・・そしてクジラと像の屏風も・・・見たいナァ。
このような美術館があったとは・・・。教えて頂き、ありがとうございます。
寒山拾得図など・・・そしてクジラと像の屏風も・・・見たいナァ。

スターアニスさん
確かに、関西の美術館ですけど、なかなか行かない場所ですね・・・汗。
寒山拾得図は、いろいろあって期間によっては変わるようですね。
確かに、関西の美術館ですけど、なかなか行かない場所ですね・・・汗。
寒山拾得図は、いろいろあって期間によっては変わるようですね。

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